イギリス大学院に進学予定のmujicoです。今回は、イギリス大学院の志望理由書の添削についてお話ししようと思います。
私は、イギリス大学院に出願するPersonal Statement(志望理由書)を添削してもらうにあたり、さまざまな添削サービスを実際に試してみました。
案外、しっかりまとまっている情報がなく、困ったりしたので、ここで自分が利用したものをメインに比較してまとめてみようと思います。
Personal Statementの作成について
Personal Statementは、イギリス大学院への出願において、もっとも重要な書類だと言われています。
なぜなら、イギリス大学院のコースでは、多くの場合面接はなく、書類のみで審査されます。
成績証明書や履歴書(CV)などいくつか提出する書類がありますが、その中で、最も自分の熱意や思いを大学側に伝えることができるのが、Personal Statementです。
私の場合、GPAが非常に低い(2.43)のと、自分の学部時代に学んだことと異なる内容を学びたいと思っていたので、成績や学部の学びで大学側から評価されない可能性が高いと思っていました。
よって、Personal Statementでしっかりと自分の熱意を示し、履歴書や学部での学びでは描かれていない自分の強みなどを説明することが最重要であると考え、Personal Statementには特に力を入れました。
Personal Statement作成の流れ
では、そんな最重要な志望理由書(Personal Statement)を、どのような流れで作成したのかというと、以下のようになっています。
①志望理由書 骨子の日本語作成
②骨子の添削
③英語版作成
④添削(添削サービス利用)
⑤最終チェック
=> 出願
このように、まず日本語で「どのような内容を書くか」の骨子を作成した上で、それを英語に翻訳し、添削後、無事に出願という流れでした。
最初は1ヶ月ぐらいでできるかな、と高を括っていたのですが、結局作り直したり、よりよくするために細かい単語を検討したりと、約1ヶ月半かかりました…!
私は2023年に3校出願しているのですが、書類作成を並行しながら、すべての大学でこのぐらいの時間がかかっています。
この記事では、④の添削サービスについて詳しく話そうと思っていますが、それ以外の内容についても別の記事にまとめたいと思います。
利用した Personal Statement 添削サービス一覧
では早速、私が利用しておすすめしたい3つの添削サービスの紹介したいと思います。
サービス名 | 価格帯 | 利用シーン |
wordvise | 高 | 編集を含めた総合的な添削 |
Fiverr | 中 | 文法チェックから総合的な添削まで |
Cambridge English Correction Service | 低 | 文法チェックなどの校正のみ |
Wordvise
サービスの概要
Wordviceは、志望理由書をはじめ、さまざまな英文の添削サービスを提供しています。
おそらく志望理由書の添削サービスにおいては、一番名前があがるサービスのような気がします。私自身も、かなりお世話になりました。10年以上の実績あり、信頼感もピカイチです。さまざまな留学ブログで紹介されているのがそれを物語っています。
また、「留学願書用」に個別にサービス案内があったり、添削以外の文章の書き方などもブログで発信されています。
https://blog.wordvice.jp/statement-of-purpose-instructions/
値段感は、正直結構お高め。文法は単語などの校正のみであれば、5000円-10000円ほど。
校正だけではなく、中身の部分までしっかり確認し文章の編集してほしい場合は、プレミアムサービスを利用でき、その場合は、15000円~となっています。
実際に利用してみて
お値段に納得できるなら、かなり良いサービスだと思っています。添削も非常に丁寧ですし、コメントもしっかり書いてくれるので、「なぜここが指摘されているのか」というのもわかります。
特にプレミアムサービスは、添削した資料以外にも、レビューレターというのをつけてくれます。ここでは、実際に自分の文章への印象や、弱みなどを各指標ごとに記載してくれているので、それを元に、自分の志望理由書の構成や内容を練り直すことができます。
実際の志望理由書の方も、かなり細かくコメントをいただけました。編集もしてくれるサービスなので、どうしてこの単語を変えたのかや、削除した方が文章として良いと感じたのか、など丁寧にコメントがあるため、それを元に自分で取捨選択できます。
しかし、校正者によっては、不安に感じるコミュニケーションもあったりしたので、もしよさそうな校正の方にあたったらお気に入りに入れておくことで、今後校正者を決める際に優先的にお気に入りの方から選定してくださるようです。
タイミングが良ければ、初回の注文が50%オフになるキャンペーンも実施しています。
さらに、以下の私の紹介リンクから登録を行うと、15%オフクーポンも発行されます。私もいつかまた使うかもしれないので、よければ登録いただけると嬉しいです。
私は、紹介リンクを踏まなかったので、15%オフクーポンをもらえずに悔しい思いをしました…笑
Fiverr
サービス概要
Fiverrは、wordviseのように英文の校正や編集に特化したサービスではないのですが、利用して本当によかった!と思っているサービスの1つなので、ぜひ紹介させてください。
「Fiverr」は、世界中のフリーランスが利用する、イスラエル発祥のスキルシェアサービスです。出品者が自分の能力やできることをベースに出品を行い、ユーザーはその出品をみて、フリーランスの方にお仕事を依頼します。日本でいう、「ココナラ」や「タイムチケット」のようなサービスに近いです。
例えば、「Personal Statement editing service」などと検索すると、以下のように1800件以上の出品物が出てきます。この中から、自分に合ったサービスを見つけて自分から依頼をするという流れになります。
検索には少し根気が入りますが、出品者の方とのやりとりができればかなり格安で添削してもらうことが可能なので、かなりおすすめのサービスです!
私がいくつか調べたうち、良さそうだなと思った出品者をご紹介します。
全て、イギリスの大学院を卒業している or イギリス人で、ライティングに特化した能力・経験を持っている方々です。検索の際も、もしイギリスの方に見てもらいたければ、UKなどつけたり、工夫してみると結構いらっしゃるのでオススメです。
実際に利用してみて
私は、紹介した3人の中で、一番最後に記載したCatherineさんに対応をお願いしました。ライティングの仕事を複数年実施しており、ネイティブであること。価格もリーズナブルで、評価も非常に高かったことが、彼女にお願いしよう!と決意できた理由です。
実際に、2回ほどお願いしましたが、超スピードでハイクオリティな添削をしてくれたので、とてもおすすめです!実際に、添削をお願いした後色々質問させていただいたのですが、丁寧に返信してくれますし、とても信頼できた出品者さんでした。
価格帯は、私が依頼した時点(2023年12月)で、編集も含む2回添削が13000円ぐらいでした。出品者によっては20ドル(約3000円)から添削してくれる方もいるので、値段と相談しながら決めてみてください
やりとりも全て英語で行うので、少しハードルが高いと思われる方もいるかもしれません。しかし、やりとりをしながら英語の練習にもなったので、個人的には一石二鳥でした(笑)
ただ、もちろん出品者によってクオリティは変わると思うので、要注意です。私は何人か候補を上げたあとに、全員にメッセージを送って、自分が添削して欲しい内容を伝えて、どのぐらいでできるかなど事前に質問してから最終的に1人に決めたので、そうしてみるのもオススメです。
こちらにも私の紹介リンクを貼っておきます。以下のリンクから会員登録をすると10%オフクーポンがもらえるようです。
本当に使ってよかったサービスなので、添削サービスを探されている方はぜひ選択肢に入れてみてください!
Cambridge English Correction Service
サービス概要
Cambridge English Correction Serviceは、各種英文の校正を行なってくれる日本のサービスです。2012年から始まり10年以上、様々な英文の添削を行なっており、非常にシンプルでリーズナブルな料金体制が魅力的です。
こちらのサービスは上2つとは違い、「とにかく安く、早く体裁を整えたい!」ということであれば、お勧めのサービスとなります。私も最終チェックとしてこちらを利用させてもらいました。
実際に料金については、1単語につき幾らというシステムなので、一度以下のURLから自分の志望理由書のword数を入れて金額を確認してみてください。
https://cambridge-correction.com/price.html
私のPersonal Statementは約500字ほどだったのですが、それだと通常納期で2000円台となっています。これは脅威の安さです(笑)Fiverrのような、個人に依頼するサービスでもこの価格で見ていただける方を探す方が難しいと思います。それだけ格安なのが、このサービスの魅力です。
実際に利用してみて
とにかく早くて安い!しかも、日本語でやりとりができるので安心して利用ができます。
最終チェックとして、急ぎで確認いただきたかったので、特急料金をお支払いしたのですが、それでも500wordsほどの志望理由書の確認で、3000円台と驚きのコスパを実感しました。特急だと1日程度で戻ってくるので、急いで見てほしい!となったらコレが一番!と言えるサービスです。
実際に、校正においても満足しています。最終的な細かい部分のチェックなので、
個人的には最終チェックのタイミングで利用するのがオススメです。
こちらがサイトとなっているので、ぜひ興味ある方は見てみてください
https://cambridge-correction.com/index.html
それ以外に利用したサービス
以上3つは、かなり状況によって使い分けることで、かなりお得にかつ的確な添削を受けることができると思います!
それ以外にも実は2つほど利用をしました。
Beo
私は留学エージェントでBeoを利用しています。このBeoでも無料で1回だけ校正サービスをうけられる ことができます。私も1度お世話になりました。
ポイントとしては、Beoの校正サービスは帰ってくるまでに結構時間がかかるので、「時間に余裕を持って依頼する方がいい」という点です。校正自体は満足がいくものでしたが、いつ頃帰ってくるかわからなかったので、色々とハラハラした記憶があります…
もし時間がなさそうな方は、有料のサービスなどを利用した方がよさそうです。
ココナラ
日本のスキルシェアサービスでも、「Personal Statement」の添削サービスを受け付けている方が何名かいらっしゃいます。私もそのうちの1人に依頼をして見ていただきました。
私が依頼させていただいた理由は、出品者の方と近い学部に行きたかったので、有意義な意見をいただくことができました。それ以外にも何名か出品されている方がいるので、自分の志望している学部に近い方などがいれば、検討してみてもいいかもしれません。
添削サービスをどのように利用するか
私は記載した3つのサービスを以下のように使い分けていました。
- 英語の初稿の志望理由書(Personal Statement)の校正と添削
- Wordviseでしっかり確認してもらう
- それ以降、内容を変えたりしたもの
- Fiverrを利用して、修正をしてもらう
- 最終的に、内容がしっかり出来上がったもの
- 最終チェックとしてCambridge English Correction Serviceを使う
志望理由書の作成フェーズによって、使い分けることでなるべくお金をかけずに対応ができると思います。
もし、添削サービスで悩んでいる方がいれば、参考にしていただければ嬉しいです。
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