2024年9月からイギリス、ロンドンの大学院に在学中のmujicoです
イギリス、特にロンドンの大学院に進学を考えている方の一番の悩みどころは「お金」ではないでしょうか?
現在、家賃は毎年上昇、物価もインフレが進み、ロンドンでの生活は、現地のイギリスの人でさえも大変と言われています…
以前、私もこんな記事を書きました。
とはいえ、これはあくまでも、大学側が出している試算額です。勿論、個人によっても異なりますし、この試算が正しいかどうかは、正直私も「どうだろう?」と少し首を傾げてしまいます。
ですので今回は、実際にイギリスで大学院生活をしている私が、1ヶ月どのぐらいお金を使っているかを大公開したいと思います。
なお、今回の記事では1ポンド 200円換算として計算しています(2025年1月現在)
ロンドン 大学院生の1ヶ月の生活費
ロンドンの生活費について
ロンドンは、東京と同じく、大都市・中心地ということで、他のイギリスの都市よりも生活費が高い傾向があります。
これは、ビザの要件にも反映されており、たとえば大学院留学のために必要なTier4ビザ(学生ビザ)の、生活資金証明では、ロンドンの滞在では、約1.3倍の価格が設定されています。
生活資金証明
ロンドンでの滞在 £1334 per month(26万6800円)
それ以外の地域 £1023 per month(20万4600円)
とはいっても、あくまでこれは申請上の目安値の話。
今回は、私が赤裸々に今の生活費について話そうと思います。
だいぶお恥ずかしいのですが、参考にしていただければと思います!
今回、生活費に含むもの
今回の生活費という名目は、以前の記事にもした大学側が試算で出している「Cost of Living」のページで紹介されている各項目に準拠しようと思います。
以下の7項目に分けて説明します!
また、旅行の費用などは、別立てに計算しているので、ここでは除外します。
生活費はどうやりくりしてる?
私は、日々のお金については、Wiseでレートがいいタイミングで、Monzoというイギリスのオンライン銀行に送金しています。
Monzoとは?
Monzoとは、イギリスのオンライン銀行です。
アプリで操作でき、口座開設も簡単なため、とても便利です。口座を開設すると、銀行カード兼デビットカードをGetできるので、そちらを使って日々支払いをしています。
Wiseとは?
様々な通貨を簡単に送金できるサービスです。日本円でお金を持って置いて、ポンドのレートがいいタイミングで、ポンドに変換ができます。Monzoとは提携しているので、設定すれば簡単にお金を送金可能(送金は無料)
Monzoは、日々の支払いをトラッキングしてくれており、週ごとにいくら使ったのかをアプリ上でみることができます。
また、支払いも自動的にカテゴリ化してくれるため、どのカテゴリーでどのぐらいつかったのかが一目瞭然。ズボラな私には大変ありがたい機能です。
MonzoもWiseも、以下のリンクから登録いただけると嬉しいです。
Monzoはこちらから登録をすると£10、Wiseは送金手数料が無料になります。
自分は知らずに公式から登録してしまったので、損をしてしまいました…
2ヶ月の生活費大公開
では早速、11月・12月の生活費を見ていきましょう。合計はこんな感じ
それぞれブロックごとに見ていきましょう!
寮費・家賃
私は、大学の寮に滞在しており、ここは寮費というカテゴリーになります。
私が住んでいる寮は、En-suitという部屋にToiletとBathroomが付いてる形のもの。基本、ロンドンで部屋を探す場合は、Singleというトイレ・バスをシェアするものが多いと思うので、それよりかは値段が上がります。
また、私は、大学に近く徒歩で行ける距離の、Zone 1の立地の良い場所に住んでおり、地価もかなり高め。
ということで、寮費は、なんと£1426(28万5200円)
これは、かなり高めのお値段だと思います…!
毎月、血の涙を流しながら支払いをしています…タカスギル…泣
以前、マンチェスターの大学院に行っていた友人と話したのですが、全く同じタイプのお部屋で、なんと100ポンド/週ぐらい安かったです。(月で言うと約950ポンド程度)
このようなタイプのお部屋を選ぶと、ロンドンだと異常に高いということだと思います。
家賃については、値段を抑えられるところなので、現在移動を考え中です。
とはいっても、同じレベルのお部屋を探すのはかなり不可能なレベルで居心地も良く、場所も最高なので、なかなか難航しそうです…
食費
これは、11月・12月に自分がどれだけスーパーなどで、食費カテゴリーで買い物をしたのかをお伝えしたいと思います。
食費カテゴリについては、11月は£144.44(2万8888円)、12月は£145.03(2万9006年)支払いをしていました。
自分はしっかり日本食で自炊をしているので、学生平均よりもちょっと高めかも?
イギリスでは、買い物をするスーパーによって値段が大幅に違うということもよくあり、比較的安いディスカウントスーパーを利用して、品物を買うことで、食費を抑えることができます。
大体、1回の買い出しで、4-5日分ぐらい買うのですが、£20(4000円)ぐらい使うイメージ。
野菜などは、安めのものを頑張って買ってはいるものの、お米を主食にしているので、お米代などが結構かかっている印象。もう少し安くできるかもですが、私は料理も趣味の一つなので、ここはしっかりお金を使っています!
東京の1人あたりの食費平均が約3.9万という統計結果もあるようなので、それよりは安く生活できているようです。
教材費
大学院で利用する教材のための費用、ということですが、私は今まで1回も教材にお金を支払ったことはありません。なので、£0!
なぜなら、ほとんどの教材はオンラインでPDFで確認でき、自分もPDFで管理しているから。紙で印刷したい方も、大学で無料で印刷可能です。(枚数の制限はあり)
もちろん、本でないと読めないという文献もありますが、その場合はほとんど図書館にあります。これは、やはりUCLというとても大きな大学だからこそかもしれません。探してなかったことはないです。(日本の文献だと違ってくると思いますが…)
これは、大学院の設備の恩恵を受けられています!
携帯代
私は、イギリスに来てから、イギリスのビザ申請の時にもらった無料のSIMカードを使い、Lebaraという携帯会社に契約しています。
今は5GBのプランに契約していて、こちらのお値段は£5!
今のところ、5GBプランで特に不都合はありません。携帯代は、日本よりも安くてありがたいです。
Lebaraの良さ
Lebaraの良いところは、2つあります。
まず1つ目は、日本への通話料金が安いこと!なんと5p/1分(1分10円)
私は、イギリスに着いた当初、日本の銀行に電話する必要があったのですが、この通話料金のおかげで30分以上話し込んでも、1.5ポンドという驚異的な安さで通話ができました。
もう1つ目は、ヨーロッパ圏内は、そのままのプランで使えること!
旅行などに行く方は、全くセットアップ不要で、自分のプラン内で追加料金なしで他のヨーロッパ国でも自由に使えます。
実際に、私が南スペインに行った時も、Lebaraをそのまま使っていました。
気になる方は、Referal Linkも置いておきます。£2.5で3ヶ月使えますので、ぜひ!
交際費
こちらも食費と同じく、11月・12月に自分がどれだけ外食で利用したかをお伝えします。
11月は£74.64(1万4928円)、12月は£109.79(2万1958円)でした。
お金を節約するため、あまり外食には行かないようにしています。
12月は、イベントが多くて、少し高めなお値段にはなりましたが、基本70-80ポンドあたりが多いかなという印象。
ロンドンの外食は、夜ご飯を食べるとなると20ポンド以上はするイメージ。なので、80ポンドだと、外食に3-4回行った形になります。節制はしたいものの、たまには友達たちとご飯に行く時間も大切だと思うので、その辺りはバランスを見ていく形ですね。
交通費
お次は、交通費です。私は、大学の徒歩圏内に住んでいるので、あまり交通費はかかりません。
Zone1にいることで、どこにでもアクセスは良く、出かける時か、雨の日にしか公共交通機関は使いません。
11月は£35(7000円)、12月は£33.50(6700円)でした。
普段、電車で大学に行く方は、もう少しかかると思います。
その他
こちらは、服を買ったり、日用品を買ったりなどのショッピングの代金や、イベントに参加した時のチケット代などが含まれています。
ここは、月によって変動が激しく、11月は比較的いろんなところに出かけていたのか£90.17、12月はその半分の£44.22でした。
物価が高いので、なるべく物を買わないように心がけています。どうしても服が必要になった時はチャリティーショップに行って、節約しています。
まとめ
生活費をカテゴリー別に見てきました。私は月約1770ポンド(約35万4000円)使っているようです。
私は家賃が大学が出している平均のものよりもはるかに高いところに住んでいるので、あまり家賃の面では参考にならないかと思いますが、その他のカテゴリであれば、月340ポンド程度で、これはロンドンで節制して生活している学生の平均値に近いかなと言う印象です。
学生という身分上、そこまでお金は使えないとはわかっているものの、せっかくイギリスに来て何もできないほど生活を切り詰めてしまうのも、苦しくなってしまいます。優先順位をつけて、お金を使うところはしっかり使って、それ以外を節制するなどしたいですね。
もし、ロンドンで大学院に行くことを検討されている方であれば、ぜひこちらを参考にしてみてください!
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