イギリス大学院準備英語学習

【IELTS】One Skill Retakeを受けてきました!

イギリス大学院準備

mujico
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2024年9月からイギリス大学院に進学予定のmujicoです

今回は、2023年12月から選択できるようになった受験制度、IELTSのOne Skill Retakeについて、実際に自分も受験してきましたので、そちらについてレポートします。

私自身、イギリス大学院のIELTSのスコアを達成するために何度もIELTSを受けていましたが、かなり有益な制度だな!と感じたので、ぜひみなさんにも知っていただいて活用いただければと思います。

mujicoの自己紹介
  • 30代でSE兼キャリコンとして働く純ジャパ女子
  • IELTSの最高スコアはBand 7.0
  • 大学院では「キャリア教育」を研究予定

IELTSの新しい受験制度「One Skill Retake」

One Skill Retakeとは

One Skill Retakeとは、その名の通り「IELTSの1技能だけ再受験できる」という制度です。

  • IELTS One Skill Retakeの概要
    再受験対象のIELTS:IELTS コンピューター版
    ※対象のIELTSのテストセンターは、それぞれの運営HPをご確認ください
    値段:18,000円(税込)
    条件:受験日から60日以内の日程で受験が可能

Listening・Reading・Writing・Speakingのうち、1つだけ再受験できるので、たとえば「他はいい成績だったのに、Speakingのスコアだけ上手くいかなかった…」という際に、他のスコアはそのままに、Speakingだけ再チャレンジができます。

One Skill Retakeで受験してSpeakingのスコアが上がった場合、そのスコアで書き換えすることができるので、かなり有益な制度だとと思います。

私も実際に、このOne Skill RetakeでWritingのスコアを0.5アップさせて、無事に1つの大学からUnconditional Offerをもらうことができました!

One Skill Retakeの体験談

ここからは、私が実際にOne Skill Retakeを受けてみた体験談についてお話ししようと思います✍️
※以下の情報、2024年5月時点のものとなります。最新の情報は各種websiteをご確認ください。

受験のきっかけ

私は、イギリス大学院への留学のため、2024年4月に、IELTSを受験しました。
結果としては、目標スコアからWritingのみ0.5ポイントが足りないという結果になりました…

「もう一度IELTSを受験しようかな…」と考えていたところに、このOne Skill Retakeの存在を知りました。安く受けられて、自分の弱みのあるセクションだけ受けられるなんてすごいいい制度!と思い、早速受験をすることにしました。


One Skill Retakeは、先ほども記載した通り、英語スコアとして認めていない大学もあります。
私が合格を受けていた3校の状況は以下の通りです。

  • The University of York    Accepted
  • The University of Manchester Accepted
  • University College London  Not Accepted

 ※ 出願大学が認めているかどうかはここから確認が可能です。
 ※2024年5月時点の情報です

第一志望のUCLは提出不可でしたが、それ以外の大学では受け入れられているという結果に。

その当時、私はなかなか英語のスコアが出ず、Conditional Offerから抜け出せず苦しんでいました…。せめて1つでもUnconditional Offerが欲しいと思い、One Skill Retakeを受けようと決心しました。

予約方法

ここからは、英検が主催しているIELTSにおいての予約方法です。実際の画面を使って説明をします。

まずは、自分が受験したIELTSの結果などを確認できる「Test Taker Portal」にログインをします。

自分がRetakeしたいIELTSのResults画面に行きましょう!この画面の一番下にある「See my options」というボタンがあるので、ここを押します。

そうするとポップアップ画面が開くので、その中の一番下にある「Retake part of your test」をクリック

Retakeの対象となるセクションを選択する画面に行きます。ここで、自分がRetakeしたいセクションを選択して、次に進みましょう!

これ以降は、通常のIELTSと同じように日程を選択し、支払いを完了させればOKです!

受験日当日について

予約をすると、通常のIELTSと同じ案内が届きます。

私は、WritingのOne Skill Retakeを平日の午前中に予約しました。予約をすると、通常のIELTSと同じ様なメールが届きます。

当日は、記載の時間までに到着しましょう。
持ち物も通常のIELTSと変わらずパスポートと透明な水(ラベルなし)でOKでした。

mujico
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1技能だけ受けるとなると、テスト時間はどうなるの?

個人的に、気になったのは「テスト時間」です。通常のIELTSであれば、4技能を1日で実施するので、半日以上かかるのですが、私が受けたWritingテストは60分

実際、writingのテストが終わった後、すぐテスト会場から退出し、解散!という流れだったので、朝イチに受ける場合は、だいたい10時半ぐらいにはテスト終了となりました。

結果の見方

テストを受けた翌々日に「テスト結果がウェブに公開されました」という通知メールがきました。
テスト結果についても、同じくTest Taker Portalから確認ができます。

Retakeでの受験の場合、以下の様にスコアが上がった場合はそれがわかる様に記されます。
私の場合は、Writingのスコアが0.5上がったので「+0.50 increase」と記載があります。

このスコアを元にOverallも再計算されるので、Overallの部分も増加しています。

One Skill RetakeのTest Reportは、PDFのみでの提供です。Test Taker Portalの「Download your Test Report Form」から、PDFをダウンロードできるので、それを大学側に提出しましょう!

私は、こちらのスコアをThe University of Yorkに提出し、無事にUnconditional Offerをいただくことができました!

受験のメリット

実際に受けてみて感じた、One Skill Retakeのメリットは以下の3つです。

One Skill Retakeのメリット
  • 価格が安い
  • 苦手なセクションにフォーカスして勉強できる
  • 本番に1技能だけに集中できる

価格が安い

mujico
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IELTSって、何度も受験するには高すぎますよね…

イギリス大学院が指定している英語スコアを達成するまで、何度も受験する方も多いのではないでしょうか?私も、合計4回IELTSを受験しています。

IELTSが1回のテストにつき約25,000円かかると考えると、4回受験するだけで合計10万円です。
なかなかの高額な値段になってきます…

One Skill Retakeは、フルで受けるよりも約7000円ほど安く、何度も受ける予定の方にとっては多少お手頃な価格帯です。少しでも出費を抑えるためにも、上手く活用できると良さそうだなと思いました!

苦手なセクションにフォーカスして勉強できる

mujico
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苦手なセクションって、なかなか点数があがらないですよね…

私は、Writingのスコアがなかなか伸びずに苦しんでいました…。

One Skill Retakeを受験すると決めてから、約2週間はWritingだけを勉強すると決めて、毎日Writingばかり練習をしていました。この練習が、私的にはかなり良い結果に繋がったかなと思います。

実際、通常のIELTSであれば、得意なセクションもある程度準備をした上で受験をしなければいけません。その分苦手な分野に使える時間が減ってしまい、結局点数があがらない…なんてことも。

One Skill Retakeであれば、本当に1技能だけテストするので、それだけに集中して勉強する期間を作ることができます。これは、かなりメリットだなと感じました。

本番も1技能だけに集中できる

実際のテストでは、Listening・Reading・Writingは3つ連続で受験することになります。
しかしOne Skill Retakeでは、1技能だけに集中することが可能です。

特にWritingは、通常のIELTSではListening・Readingで2時間ぐらいテストを受けた後に実施するので、なかなか集中力が続かなかったり、疲れてしまって上手く思考できないということもあるかなと思います。

その分、One Skill Retakeは、1技能だけなので、そのセクションに最大限の集中力を使うことができます。それができるからこそ、点数が上がりやすいのかなと思いました!

mujico
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One Skill RetakeのWritingは、今までで一番集中して挑むことができました!

受験のデメリット

とはいえ、もちろんメリットだけではなくデメリットも存在します。

正式なテストとして認めていない大学もある

一番大きなデメリットは、「One Skill Retake」を正式なテストとして認めていない大学があるということです。

この制度自体が新しいということもあり、イギリス大学院でも、このテストを英語のスコアとして認めている大学とそうでない大学があります。

このあたりは、ご自身が出願した大学がOne Skill Retakeを認めているかどうか必ず確認して受験した方が良さそうです。せっかく受けたのに、受理できないとなると悲しいですからね…

再試験で点数が上がらない可能性もある

また、もちろん1技能にフォーカスできるからといって、スコアが上がるわけではありません
個人的には、以下の様な場合に受験するのが良さそうだなと思いました。

  • 問題との相性が悪く、いつもよりも点数が下がってしまった
  • テストを受けて1ヶ月以上経っており、ある程度自分の能力が上がっている可能性が高い
  • 点数の向上よりも、自分のスキルの確認をしたい

私も、4月に受けたテストから1ヶ月半間を空けてOne Skill Retakeを受けています。
この間に、自分の中で勉強をしっかりして、当時よりもWritingが書ける様になった状態で受けています。

また、自分がもしもう一度Retakeを受けるとしたら、「自分が現時点でどれぐらい点数が取れるか」の確認としても使うかなと思いました。

終わりに

One Skill Retakeは、新しい制度でまたそこまで認知度もないのかな?と思っています。
実際に私が利用してみたい!と思って、情報を検索した時に、あまり情報が出てこなく困ったりしました。

しかし、実際にはかなりメリットの多い受験制度だと思います!
ぜひ1技能だけ再試験したい!という方は使ってみてはいかがでしょうか?

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