英語力ゼロで、イギリスに留学しても大丈夫なのかな?
私も、語学留学する時に、そんなことを思っていました。
今回は、筆者が大学時代、全く英語ができないところから語学留学をした時の経験に基づいて、「英語力ゼロだからこそ、留学中意識したこと」についてお伝えしようと思います。
英語力ゼロからのイギリス留学で英語力を獲得!
私は、大学生3年生の終わりから、休学をして10ヶ月間イギリスのイーストボーンというところで語学留学をしました。
結論から言うと、英語が全くできなかったところから、この語学留学の結果、普通に生活できるレベルの英語力だけではなく、「イギリス大学院に入学できるレベルの英語力」を手にすることができました。
私は、留学の最後に、イギリス大学院などの入学条件として利用される英語の試験「IELTS」を受けて、Band 6.0(大学院入学レベル)を取得するという目標を掲げ、無事に取得することができたんです!
自分もまさかここまでしっかり英語力が身に付くと思ってなかったですし、びっくりしました。
英語力が全然ないところからでも、しっかり準備をして、留学中も努力し続ければ、きちんと語学留学で英語は身に付くと思います。
語学留学で英語が向上しない人もいる
とはいえ、全ての人が、語学留学で英語力を向上できるというわけではないと思います。
実際に、私の友人や、周りの人でも
- 語学留学に行ったけれど、全然英語力があがらなかった
- 日本人の友達ばかりできてしまって、英語を使う機会がなかった
- 英語力は少し伸びたけど、お金がもったいなかった…
というように、語学留学に行って後悔している人も多くいました。
私の学校でも、ずっと同じ国で固まって話している学生もいました…
そうならないためにも、自分の意識だけではなく、学校や場所の選び方や、勉強の方法など、私的に意識したことをお伝えしたいと思います!
英語力ゼロのイギリス語学留学で意識したこと
準備編
まずは、イギリス語学留学に行きたいなと思ったら、しっかり以下の3つについては準備をしましょう!
なぜ行くのか(目的・目標)をはっきりさせる
語学留学に行く目的は、人それぞれだと思います。
- 英語力を上げたい
- 憧れの国で生活してみたい
- 世界中に友達を作ってみたい
理由は人それぞれで全然OK!
しかし、きちんとその「目的」をはっきりさせて留学に行くことで、自分の留学体験が変わってきます。
特に、語学留学はかなりお金のかかるものです。お金を無駄にしないためにも、自分の目的を明確化して、それに沿って準備や生活をしていく必要があるのです。
例えば、「英語力を上げたい!」と思って留学に行くのに、あまり英語が話せないような環境に行くのは、NGですよね。
逆に、その国で生活してみたい!という目的であれば、別に語学力をものすごく頑張ってあげなくても、生活できるレベルまでいけばいいのかもしれません。しかし、逆説的に言えば生活できるレベルまでの英語力は必要ということになります。
”語学”留学なので、私的には、語学の部分は最低限しっかりと目標を持つことをお勧めします。それに応じて、自分の行動を計画することで、自分に合った留学ができるようになります!
例として自分のパターンを紹介します。
元々、私は全く英語ができない人間でした。
受験も英語で失敗して第一志望に落ちたり、TOEICも400点代。留学では、そんな自分を変えたくて「英語をしっかり勉強したい」と思っていました。英語力向上を目的に掲げて、留学を考え始めました。
そしてさらに、細かく以下の目標を掲げました
- 語学留学中に、IELTSを受験して、Band 6.0(大学院留学レベル)を取得する
- 語学留学に帰ってきた後、TOEICを受験して、800点取れるようにする
この目標があったからこそ、留学中目的を見失わず勉強することができました。
目的に応じて環境を選ぶ
自分は、勉強を第一に考えていたので、「勉強に集中できる環境」を選ぼうと思っていました。
それぞれ集中できる環境は異なると思いますが、私は「大都市」よりも「中規模・田舎よりの都市」を選びました。
大都市では、いろんな人に知り合う機会が多く、刺激的な体験ができますが、その分集中するには、誘惑が多いです。日本の田舎出身というところもあり、田舎でのびのび勉強できる方が、目標を達成できそうと考えていました。
実際に私が行ったイギリスの中規模都市、「イーストボーン」の紹介はこちらです。
個人的に、「勉強に集中したい!」という人にはオススメの都市です。
ぜひ留学先の地域を選ぶ際は、自分の目的に応じて選んでみてください!
日本人が少ない学校を選ぶ
これは2つ目に付随する形の話ですが、せっかく語学留学に行くのに、同じ日本の方とばかり遊んでいても、少し勿体無い気がします。
ですので、語学学校を選ぶ際には、この日本人がどのぐらいいるかの比率は最低限見た方がよいと思います。
日本人率が高すぎると、そもそもクラス内に同じ言語を喋れる人がいることになりますし、そうなるとどうしても日本語で話してしまいがちです。
もちろん英語で喋ればいいじゃん!と思うのですが、英語力ゼロな人は、全く喋れないと思うので、意思疎通が出来なさすぎて結局日本語を使ってしまうと思うんですよね…
そうならないためにも、あまり日本人が多くないところを選ぶことをおすすめします。
私の場合は、大体5%ぐらいの学校をピックアップしていました。
逆に日本人が全くいない学校もあまりお勧めしません。
日本人がいるということは、学校で「日本人への指導ノウハウがある」ということだと思いますし、何より、多少日本の方がいた方が、最初は安心できることも多いと思います。
私も、最初の頃は、留学中に仲良くなった方にたくさん助けられましたし、お互い情報交換しながら英語の勉強ができました。
現地編
現地にいってからでも、工夫できる点はたくさんあります。ここでは、特に英語力向上に貢献した!と思う2つのポイントについて紹介します。
たくさん話す機会を作る
実際に現地に行ってからできることはたくさんありますが、私の中で一番語学力が伸びた理由だと思うのが、「とにかくたくさん話したから!」
一番シンプルですが、一番効率的に英語力を伸ばせるのがスピーキングだと思います。
私は学校のイベントなるべく参加するようにして、その中で友達をたくさん作りました。覚えた言語をその場で利用して、しっかりアウトプットするようにした結果、自分の中で一気に英語力が伸びたなと思う瞬間がありました。
毎日放課後、友人たちとビーチで会話しながらあーでもないこーでもないと話していた時が一番楽しくて、かつ英語もたくさん吸収できたと思います。
とにかく臆せずたくさん喋る!これが、英語力向上の一番の近道だと思います。
レベルの高いクラスに身を置く
私は目標にも書いた通り「IELTS」を留学最後に受験するという目標を置いていました。なので、留学の後半から、IELTSのコースに移動して、勉強を始めました。
このIELTSは先ほどもお話しした通り、大学や大学院に行く人がよく取る資格で、私のクラスもほとんどの人が大学院に進学予定の人たちでした。
これが本当にきつかった!泣
一般英語(General English)のコースでは、日常会話を勉強するので、スピーキングやリスニングをメインに勉強していたのですが、IELTSは、それ以外にもアカデミックな文章を読むためのリーディングや、自分でエッセイを書くライティングも必要で、毎日ライティングの課題が出てきました。
慣れない英語でのライティングに苦戦しながら、毎日赤ペンがたくさん入った自分の文章をみて凹みまくっていました。
とはいえ、先生も根気よく私のダメダメな文章を添削してくれましたし、クラスメートはすごく優しくて大好きでした。クラスの雰囲気もとても真面目で、みなさん真剣に大学院を目指していたので、刺激をたくさん受けました。
このクラスに入ったのも、自分の英語力が向上した理由の一つだと思います。
一般英語のクラスで学んでいると、6ヶ月程度で伸び悩みがくると思うのですが、私の場合、そこからIELTSのコースに入ったことで、新しく難しい英語の文章を読むようになったり、自分で英作文するようになり、一気に英語力が向上しました。
留学後半は、自分のレベルよりも高いクラスに入って、刺激をどんどん受けて勉強してみることをおすすめします。
終わりに
私は大学時代、イギリスに語学留学したことによって、英語への苦手意識も払拭できました。
語学留学は、さまざまな人にとって転機になるチャレンジだと思います。そんな機会を無駄にしないためにも、しっかり準備した上で、たくさん勉強して最高の留学を実現しましょう!
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